蔵日誌
冬の蔵しごと その2
2021.02.10
こんにちは。
立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続きますね。
先日、冬の蔵しごととして「油すくい」の様子をご紹介しましたが、今回はその第2弾として、「タンク清掃」についてお届けしたいと思います!
造った焼酎を保管、熟成するために、蔵にはさまざまな大きさのタンクがあります。その中でも一番大きいのが、製造場前にどーーーんと鎮座するこのタンク。
手前の人物と比べて、その大きさがわかっていただけるでしょうか?
平成16年に設置されたもので、高さ約10メートル、容量20万リットル、25度の一升瓶換算でなんと16万本分の焼酎が保管できるそうです!量が多すぎていまいち想像がつきません( ゚Д゚)
芋焼酎の仕込みが行われない冬の間は、タンクが空の状態のため、この時期に清掃を行います。
中の様子はこんな感じ…
個人的な感想ですが、宇宙基地っぽくて住めそうな感じがします笑
外からホースを引き込んで中を清掃し、次の仕込みの季節に備えます。
冬の間はタンクだけでなく、蔵の中あちこちの清掃を行います。以前聞いたところでは、蔵が清潔でないと、焼酎に嫌な香りが出たり、味が悪くなるのだそうです。
焼酎は麹菌や酵母の力を借りて造るものですから、その力を最大限発揮できるよう、蔵人は清潔な環境を整えることを大切にしています。